さがみはら緑区 社会
公開日:2025.07.10
ロボットフレンドリーを体感
実証実験へ向け 協議会が戸田建設を視察
さがみはらロボットビジネス協議会(藤本恵介会長)は7月3日、東京都中央区にある戸田建設株式会社の本社を訪れ、同社で運用されているロボットを視察した。
同協議会と戸田建設、相模原市は6月に3者協定を締結。市庁舎で行うロボットとエレベーターを連携した実証実験に向けて準備を進めている。
現在、同社で運用されているロボットは4種類。中でもメールセンターに届いた郵便物をエレベーターに搭乗して違うフロアの担当者に届ける自律走行型の配送ロボット「RICE/ライス」を中心に見学した。
協議会メンバーの前で郵便物を積んだライスはメールセンターを出発すると、停止したり進路を選びながら人を避けて前進。目的階までエレベーターで上がり、フロアの停留地点に到着した。到着すると担当者の社用スマホに通知される仕組みになっており、通知を受けた担当者は暗証番号を入力してロボットから郵便物を取り出した。
この一連の流れは、市庁舎で行う予定の実証実験と同等のもので、「市役所でやる実現版を見ることができた」とメンバーは感心した。
その後は、意見交換の時間が設けられ互いに情報を共有し合った。同社の担当者からは、「戸田建設でも時間は掛かったがロボットと共存できる実感はある。今ではロボットが通ると社員が進路を譲るようになっている」と話す。さらに、ロボットフレンドリーな環境や雰囲気の醸成が大事とも話し、「特に周辺理解。人が受け入れることが一番大事」と続けた。
協議会のメンバーからは、「環境づくりに専念していてロボットフレンドリーそのものを見ることができた」、「ロボットを導入する例は他にもあるが、稼働率がものすごく高い」などの感想が挙がった。そして、「ご支援、アドバイスを頂きながら相模原市を盛り上げていけたら」と協力体制を再確認した。
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