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公開日:2025.10.30

高市内閣
赤間二郎氏が初入閣
「身の引き締まる思い」

  • 21日に発足した高市内閣、前から3列目一番左が赤間氏(赤間二郎事務所提供)

 地元選出の衆議院議員・赤間二郎氏(神奈川14区)が21日に発足した高市早苗内閣で国家公安委員長と内閣府防災担当大臣に起用され、初入閣した。本紙の取材に対し「皆さまの安心・安全そして危機管理の『最前線』を担うという重責に、身の引き締まる思い」としたうえで「国家国民のために全身全霊をかけて職務に邁進する覚悟」と話した。

 21日午後4時半ごろ、衆議院議員会館の事務所で首相官邸から呼び込みの電話に応じた。地元事務所(相模原市中央区)の電話は、初入閣が報じられた4時半過ぎから引っ切り無しに鳴り、秘書らは対応に追われた。

 赤間氏は1968年生まれの57歳。相模原生まれで地元公立中学から県立相模原高校に進んだ。卒業後、立教大学経済学部に進学、体育会ボクシング部でも活躍し、副主将を務めた。大学卒業後、英国マンチェスター大学大学院で学位を取得している。

6期目・麻生派

 政治の道に入ったのは英国から帰国後。県議会議員だった父を手伝いながら政治を学び、99年の神奈川県議会議員選挙で初当選。31歳だった。

 県議を2期務めた後、国政に挑戦。05年の衆議院選挙で民主党(当時)の重鎮・藤井裕久氏を破り議席を得た。09年の選挙では落選したが、これまで内閣府副大臣、総務副大臣、総務大臣政務官などを歴任。現在6期目で麻生派に属している。

地元から喜びの声

 初入閣を受け、地元からも喜びの声が上がっている。

 赤間氏を長く支援する経営者は「性格が真面目なので合っているのでは。かつてはバイクで地域の隅々まで足を運んでいたが、これからはなかなか乗れないだろうね。地元で会える機会も減るだろうから、それは残念だが国のためにがんばってもらいたい」と笑みを浮かべた。

 県議時代から支援しているという男性は「(初入閣と聞いて)『やっときたな』という思い。国民生活の安全のため、安心して生活できるよう、全力で活動してほしい」と力を込めた。

 下九沢に暮らす70代の女性は、その瞬間を自宅のテレビの前で見守った。赤間氏の名が読み上げられると「嬉しい気持ちとほっとした気持ちで胸がいっぱいになり涙が出た」と振り返る。「手の届かない存在になってしまうよう。健康に注意して頑張ってほしい」と心情を語った。

選挙区3首長も

 相模原市の本村賢太郎市長は「72万市民にとって大きな誇り。日本の未来のために活躍されることを確信しております」とした。愛川町の小野澤豊町長は「県立相模原高校の同窓として大変な誇り。実績を生かし、国民の安全安心につなげてもらえるよう期待している」とコメント。清川村の岩澤吉美村長は「国家公安委員長のご就任を心からお喜び申し上げます。今後、益々のご活躍をご期待申し上げます」とお祝いの言葉を贈った。

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