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さがみはら緑区 社会

公開日:2026.02.12

青学陸上部
遠い村の活性化にも貢献

  • 子どもたちが選手と交流する様子(2024年/写真提供=水上村)

    子どもたちが選手と交流する様子(2024年/写真提供=水上村)

  • 目録を手渡す落合組合長と原監督(中央)、選手ら(写真提供=JA相模原市)

    目録を手渡す落合組合長と原監督(中央)、選手ら(写真提供=JA相模原市)

 正月を大いに盛り上げた青山学院大学陸上競技部は、遠く離れた熊本県水上村の活性化にも影響を与えているという。

 水上村は相模原から電車、飛行機、車を乗り継いで最低5時間かかる人口2千人の村。九州中央山地の山懐に位置し、清流と豊かな自然が息づき、温泉の恵もある。2017年にクロスカントリーコース「水上スカイヴィレッジ」が開設され、村を挙げて「スポーツ合宿の郷づくり」が行われてきた。

 原晋監督が23年に村の「地方創生推進アドバイザー」に就任し、24年には水上村で合宿を実施。ユニフォームには村のロゴを掲出するなど、連携を深めてきた。村の職員は今年の同部の走りについて「大逆転劇に担当者一同歓喜した」と喜びをあらわにする。

ふるさと納税増

 同部との連携はさまざまな形で村を活気づけている。職員によると村のホームページへのアクセス数やふるさと納税の寄付額が増加し、交流人口・関係人口が拡大しているという。

 水上村に住む70代女性は「合宿の時、選手たちにお弁当を作った」と誇らしげに語る。50代女性は「今まで興味がなかった人もテレビを見て応援するようになった。こんな田舎の村に来て練習した学生が優勝してくれることがとてもうれしい。村としても注目されている意識が芽生え、観光面を中心に活気づいたと思う」と言う。選手の印象については「ウオーミングアップから丁寧で、これが青学の強さの基礎になってるんだなと思った。ロード練習ではマネジャーのサポートが厚く、マネジャーもあってのチーム青学なんだと感じた」と語る。

米5俵を力に

 地元・淵野辺(中央区)では、1月25日に祝勝式典とパレードが行われ、箱根を激走した選手らを一目見ようと約3万人が詰めかけた。

 さらに、活躍した選手らに感謝を示そうとJA相模原市(落合幸男代表理事組合長/中央区)はパレードと同日、長距離を走るエネルギー源を提供したいと米300キログラムを寄贈した。

 落合組合長は「二度目の三連覇という偉業達成に感動した。地域の誇りとしてサポートしていきたい」と栄誉をたたえた。受け取った原監督は「米価格の高止まりが続く中、JAからの温かい支援に感謝したい。いただいた米を有効活用して、寮生活する約40人の選手の体づくりの一助になれば」とコメントした。

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