8月下旬から9月初めにかけて、自ら命を絶つ子どもが増えるとされる。学校生活の悩みを聞き、その解決にあたる支援教育カウンセラーである、元八王子町・星槎国際高等学校の坂本英之・副センター長=写真=に聞いた。
――なぜ増えている
「学校生活に適応するために『がんばろう』とつくってきた気持ちが夏休みで一旦緩み、新学期を前に『もう一度がんばれるかな』と不安となってしまう。そんなスイッチの切り替えが上手くいかない子が増えているのだと考えています」
――対策は
「夏休みに入ってからも、子どもたちが地域などと関わりをもてる環境づくりが大切だと思います。そのため、当校では夏休み期間でもゲーム大会を開催したり、みんなで鉄道の博物館に行ったりと子どもたちとつながりをもつようにしています」
――「みんなと行く」のが苦手な子もいる
「はい。なので、一人ひとりに合った形で接しています。例えば、ゲームが好き。だけど、みんなと行くのはちょっとという場合、まずはその子とだけでゲーム大会を開き、その後慣れてきたらみんなで、といった形でその子の背中を押していくようにしています」
――今、「不安な気持ち」をもっている子には、来月星槎さんで行われるロックライブに来てもらいたいと
「ぜひ。地域の方にも参加して頂くイベント。より多くの人と交流してもらえれば。雰囲気を楽しむだけでも心が落ち着くと思うんですよ。こんな場所もあるのかと知ってもらえればと思います」
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