戻る

八王子 文化

公開日:2019.11.21

金剛院
新住職、名誉住職を披露

  • あいさつする山田一眞名誉住職。右は一能住職

  • 寺観=金剛院栞より

300人が祝う

 高野山真言宗の別格本山金剛院(上野町)の二十三世住職、名誉住職の就任披露が11月4日、京王プラザホテル八王子で行われた。

 檀家や仏教界関係者らおよそ300人が2人の門出を祝った。

 この日、住職に就いたのは山田一能さん(49)、名誉住職になったのは前住職の山田一眞さん(85)。一眞さんは真言宗において、僧の最高位である「大僧正」に僧階昇補した。

改元契機「私も」

 壇上に立った一眞さんは「いつ変わろうか(住職を譲ろうか)迷いがあった。ただ、今年改元があり自分は上皇さまと同じ学年なので、『私も変わろう』と思った」とその経緯を話した。14歳で僧侶の道に入り、29歳の若さで住職に就任。戦後は空襲で被害を受けた本堂の再建に尽力した。「当時、総代は八王子各界の有力者の方々ばかりでした。皆様に育てさせてもらいました」とかつての支援に感謝した。今後については「90歳までは街中を歩いていたい」と笑顔で話した。

 一能さんは「前住職を引き継ぎ、仏教界および地域の貢献に精進して参ります」とあいさつした。なお披露宴の前には同寺で法燈継承奉告法要が執り行われた。

古義真言宗の寺院

 同院は1576年(天正4)、明王院として開山。弘法大師空海の法灯を継ぐ古義真言宗の寺院と知られる。八王子を代表する寺院のひとつ。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

八王子 ローカルニュースの新着記事

八王子 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS