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八王子版 公開:2023年5月4日 エリアトップへ

松姫の生涯、一冊に 前野博さん 2作目の小説

文化

公開:2023年5月4日

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著者の前野さんと著書『松姫 夕映えの記』
著者の前野さんと著書『松姫 夕映えの記』

 松姫(信松尼)を主人公にした歴史小説『松姫 夕映えの記』が、松姫の命日の4月16日に合わせて揺籃社から刊行された。八王子市内在住で西放射線通り商店街振興組合の元理事長・前野博さん(74)が執筆した。

 武田信玄の息女で、武田家滅亡の際に八王子へ逃れてきた松姫の数奇な生涯を描いた同作。架空の人物なども盛り込んで、小説としての面白さにもこだわり執筆したという。A5版・約400ページ。市内の書店や信松院、通販サイトなどで1430円(税込)で購入できる。

親しみ、語り継ぐ

 八王子空襲を題材にした前作『キミ達の青い空』の発表から3年ぶりとなった今作。前野さんは前作の上梓後に「次は松姫さまについて書きたい」と構想していたと明かす。「八王子で育った自分にとって松姫さまの伝説は、子どもの頃からよく聞かされていた身近なもの」と振り返り、「八王子の人口も増え、近年ではほとんど知らないという人も少なくない。歴史小説にすれば、読みやすく伝えられるのでは」と筆を執った。

 執筆にあたっては、図書館に通って松姫が生きた時代や暮らし、機織りの歴史などについても調べ、八王子城跡や甲府などにも足を運んで作品づくりに役立てた。原稿は仕事の合間の休憩時間や寝る前の数時間にこつこつと書き進めたといい、「書いているうちに、あれもこれもとまた調べたいことが出てきて調べ始める。その繰り返しだった」と創作の苦労を笑顔で振り返った。

 「平和のありがたさと、それをどう守っていくかが前作と共通のテーマ。松姫さまは八王子にとって、これからも語り継がれていく大切な存在。この本を通じて、多くの人に親しみをもってもらえれば」と語る前野さん。すでに次回作の構想もあり、「次は幕末を舞台に、動乱の時代を八王子の若者がどのように生き抜くかを描きたい」と目を輝かせ語った。

読者プレゼント

 『松姫 夕映えの記』を本紙読者5人にプレゼント。希望者は、はがきに住所・氏名・年齢・電話番号・紙面の感想を明記し、〒252―0239神奈川県相模原市中央区中央2の6の4タウンニュース「松姫」係まで。メール(【メール】hachioji@townnews.co.jp)でも受け付ける。5月17日(水)必着。当選者の発表は書籍の発送をもって。

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