八王子 社会
公開日:2025.06.26
環境意識向上へ貢献
環境フェス、講座も盛況
東京たま未来メッセなどで6月15日に開催された「八王子環境フェスティバル」(同実行委員会主催)。30回目の開催となった今回は、約70の企業・団体が出展し、延べ約1万4000人が来場した。
環境について楽しく学んでもらおうと、(株)環境管理センター(水落憲吾社長)が実施したのは廃プラスチックのアップサイクルワークショップ=写真上。同社が取り組む環境測定の仕事を紹介しながら、廃プラスチックを用いたキーホルダー製作に挑戦するもので、全5回開催の各回15人の定員は満席に。参加者は専門知識に触れるとともに、身近な廃プラスチックが新たな価値を持つ製品に生まれ変わる過程を体験した。
参加した児童は「プラごみをちゃんと捨てないと海に流れ、魚に悪い影響があると知った。その魚を私たちが食べるかもと思うと、ちょっと怖い。これからはしっかり分別しようと思った」と話した。また保護者からは「身近なプラスチックをリサイクル・リユースする方法を実際に体験できて、とてもためになった」との声が聞かれ、座学だけでなく実践的な学びの場が提供されたことへの満足感が示された。
同社の担当者は「環境を調査・計測する仕事の重要性や身近な廃プラ問題などを知るきっかけになれば」と話した。
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