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八王子 教育

公開日:2025.10.02

上川口小
親子でデフサッカー体験
日本代表 森重選手を招待

  • 森重選手(右)が競技を紹介

 上川口小学校(市川利幸校長)で9月20日、11月に催される『東京2025デフリンピック』のデフサッカーで男子日本代表に選ばれている森重英威豪選手(20)らを招いた親子デフサッカー体験授業が行われた。

 デフサッカーは聴覚障害のある選手がプレーするサッカー競技。音や声が聞こえないため、審判は笛とフラッグを併用し、選手同士は手話やアイコンタクトでコミュニケーションを取る。

 授業はデフリンピックの日本開催にちなみ、子どもたちに体験を通じて、ろう者や多様性について考える機会を持ってもらおうと学校運営協議会が企画。市川校長が障害者サッカーの普及に取り組む日野市サッカー連盟の杉本秀明さんと親交があったことから、東京都デフサッカー協会の須永裕次会長まで話が届き、森重選手の招待が実現した。

無音の難しさを体感

 この日は学校公開日。体験授業には児童22人と保護者が参加した。森重選手らから競技のルールや手話などについて説明を受けた後、ゲームやミニ試合などを通じて無音のプレーに挑戦。子どもたちは「声を出して伝えられないのは難しい」「音や声の大切さに気付いた」と感想を話した。

 市川校長は「身近なスポーツ(サッカー)を通じて、聞こえない・聞こえづらい環境を生きながら、あきらめることなく世界に挑戦する人たちがいることを知ってもらえた」と手応えを語った。

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