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多摩版 公開:2015年12月17日 エリアトップへ

多摩市民生委員協議会の代表会長を務める 伊藤 雅子さん 貝取在住 71歳

公開:2015年12月17日

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「人の役に立てることが喜び」

 ○…厚生労働大臣の委嘱を受け、東京都の非常勤職として、地域で相談や支援を行う民生委員・児童委員。多摩市では現在97人がボランティアとして活動を行っている。11月に富山県で全国の委員が集まって開かれた大会で、多摩市の民生委員・児童委員が表彰され、協議会の代表会長として出席。「長年一所懸命頑張った成果が認められた。市民の皆さんにも喜んでもらえたら」と感謝の言葉を語る。

 ○…介護や子育ての悩みなど支援を必要としている人の相談や関係機関への調整、独居高齢者宅への訪問、見守りといった活動を行う中で、委員間での助け合い、仲間づくりのために小グループを構成して活動を行っていることが今回の表彰理由となった。多摩市では委員の活動をサポートする協力員制度も導入している。「民生委員の仕事は大変なこともある。地域の人たちを見守っていく中で、委員同士が助け合える体制をつくっていきたい」と代表会長としてメンバーを慮る。

 ○…31年前に府中市から多摩市へ引っ越してきた。小学校のPTA会長に就任した際に、民生委員に誘われ、「好奇心が強いので、勉強になるかと思って」と引き受けた。福祉について学べること、近隣の人たちと知り合うことができることなどがやりがいであり、自身の支えだ。近隣の集会所で定期的にサロンを開き、高齢者たちの居場所づくりも行う。「人様のお役に立てているのは喜びです」と顔を綻ばせる。

 ○…旅行好きでこれまでに訪れた国は50ほど。所用で都心に出た後などにも、美術館に足を伸ばす行動派。喫緊の課題に民生委員のなり手不足を挙げる。「大変というイメージが先行しているけど、やりがいがある仕事。ぜひ若い人たちになってもらえたら」と語り、「困っている人たちの相談窓口。それを皆さんにぜひ知ってもらいたい。私も定年までもう少し。頑張らないと」。地域を支える顔役はまだまだ歩みを止めない。

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