「第39回落合夏祭盆踊り大会」の実行委員長を務める 川井 博之さん 鶴牧在住 64歳
「人のために」地域で活動
○…記録が残る多摩村の時代よりも前から行われてきたという落合の盆踊り。現在では、下落合、青木葉、山王下、中組、唐木田の5自治会で構成された自治連と多摩センター商店会が共催し、夏祭りとして開催されている。毎年、地域住民だけでなく観光客らも参加して盛り上がりを見せる。「昭和、平成、平成と続く地元の伝統行事として、長く続けていきたいですね」と目を細める。
○…国分寺で生まれ育ち、スポーツ好きの少年だった。高校時代は甲子園出場を目指したが叶わず、卒業後は幼い頃にTV番組を見て憧れた警察官の道へ。派出所や機動隊での勤務の後、刑事畑を長年歩んできた。「もともと正義感も体も強くて。人のために頑張ろうとその気持ちが強かった」。義父の跡を継ぐため、後ろ髪をひかれながらも退職。不動産管理業を営むとともに地域活動に汗を流してきた。
○…鶴牧の川井家と言えば、市の天然記念物になっている鶴牧西公園の「シダレザクラ」で有名。樹齢200年を超えるこの桜は、川井家が寄贈したものだ。保護司理事、中学校の教育連携コーディネーター、防犯協会落合支部長なども務めており、桜とともに顔と名前は多くの人に知られている。「妻には『もっと自分のことを』と怒られるんですけど」と苦笑い。「人のために」という性格は今も変わらない。
○…多忙な生活の中で心掛けているのは健康管理。「暴飲暴食はしないようにしているけど、ついね」と豪快に笑う。今気になっていることは、高齢化とともに”ながら歩き”で歩行者の歩くスピードが落ちていること。「交通事故を注意していき、住みやすい街にしていきたいですね」。地域の顔役として、これからも安心・安全なまちづくりに寄与していく。
|
|
|
|
|
|