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多摩 人物風土記

公開日:2020.02.06

2月22日(土)に開催される「アースビジョン多摩」の実行委員で司会を務める
御山(みやま) 幸枝さん
新宿区在住 39歳

映画で出会った縁を大切に

 ○…今年で16回目を迎える映画会「アースビジョン多摩」。環境がテーマの3作品をパルテノン多摩小ホールで上映する。そのひとつ『東京干潟』は、自身が劇場で見て感銘を受けた作品で実行委員会で推薦した。当日は村上浩康監督のトークショーも行われる。「会場でぜひ見てほしい。監督の話も面白いので多くの方に会場に見に来ていただければ」と白い歯を見せる。

 ○…実行委員会に入ったのは5年前。多摩で活動している映画サークルの上映会に参加した際に誘われたことがきっかけだった。最初は手伝いだけだったが、3年前から司会も担当。自身の体調管理も兼ねてボイストレーニングに通う。来場者に聞き取りやすく、ゆっくりはっきり丁寧に話すことを心掛けている。「忙しい中で見に来てくださっている。感謝の思いを込めて話しています」と笑顔で語る。

 ○…生まれ育った練馬では地域で活動する機会はなかった。体調を崩し一時期仕事を休んでいた後に多摩で出会った人たち。映画を通じて地域を盛り上げる活動をしていることに感銘を受けた。だからこそ仕事の傍らで時間も労力もかけて多摩に通い、活動に汗を流す。パルテノンの改修と実行委員会の高齢化を理由に、今回で一度今後の活動を再考するという。多摩と映画が好きで活動してきたメンバーたちのために「今回が最後かもしれない。会場を満席にして有終の美を飾りたい」とTwitter等での発信に力を入れる。

 ○…映画会社に勤めていた人が経営するバーで働くなど、多摩で出会った縁がきっかけですっかり映画の世界に染まる。「旧作や名作をもっと見ていきたいですね」。多摩で紡いできた絆を大切に、今後の活動をみんなと模索していく。

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