6月6日付で「多摩市自治連合会」の会長に就任した 田村 清太郎さん 聖ヶ丘在住 71歳
「安心安全なまちに」
○…市内の自治会・町会・連合会・管理組合112団体が加入する「多摩市自治連合会」。新会長として旗振り役を担う。新型コロナウイルスの影響で3月から役員会が開けず年間予定の見通しも立たない現状。「コロナにどう対応していくか。多摩市が安心安全で住みよいまちとなるために少しでも役に立てれば」と抱負を語る。
○…同連合会の副会長を約10年間務めてきた。他自治体への視察研修や市長を招いた学習会、スポーツレクリエーション大会で会員同士の交流を深めるなどの活動を通じて取り組みの視野が広がった。一方で、自治会への加入率低下は全国同様、多摩市も同じ。特に若い世帯の加入率が低いという。「災害時をはじめとした共助・公助の際に必要なもの。加入を促進していきたい」と喫緊の課題を挙げる。
○…30年前に多摩市に転居。都営聖ヶ丘1丁目で長年自治会長を務める。周囲に意図を理解してもらうまでに時間がかかったり、誤解されたりすることもあった。そうした中でも「2人で1人」と絶大の信頼を寄せる妻と二人三脚で見守りや防災訓練などの取り組みを進めてきた。「助かった」「やってもらえてよかった」と笑顔で言ってもらえた時にやりがいを感じる。「今の活動に甘んじることなく、いざという時に動け、住民が健康に過ごせる環境づくりをしていきたい」と今後もより良い自治会活動を模索していく。
○…渓流釣り、山登りが趣味。孫と一緒に釣り堀に行くのがもっぱらの楽しみだ。「いつまで『ジジ』と呼んでくれるんですかね」と目尻を下げる。多くを語らず背中で示す姿は「侍」のようだと周囲の評。笑顔で遠慮なく話しかけてもらえることを目標にこれからも地域を牽引していく。
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