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多摩 人物風土記

公開日:2021.07.22

サンリオピューロランドの館長を務める
小巻 亜矢さん
都内在住 61歳

根っからの「学級委員長」

 ○…2016年に就任するや風通しの良い職場を生み出し、低迷気味だったピューロランドの業績を伸ばしてきた。元々の話好き。皆に声をかけ、協力会社の担当者とも気さくに情報交換する姿が社内に浸透し、意見を言い合える土壌が生まれたことが、次々と新しいサービスを生むことに。「会話には必ず学びがあるんです」。19年には経済紙から日本一の女性社長と評された。

 ○…港区赤坂で生まれ育った。大使館が多い土地柄、近所には多くの外国人の友だちが。「いろんな人がいる。けど、みんな友だち」と仲間を引っ張る役割を担うのは当時から。典型的な学級委員長――。それは中学、高校へと進学してからも変わらず、自身のアイデンティティとなってきた。背景には負けず嫌いな心も。課題と感じることについて学び、視野を広げてきたことが周囲から信頼される理由となっている。

 ○…近年、活動の幅は広がっている。2年前からはピューロランドを運営する会社の社長に就任し、SDGsや子宮頸がん予防の取り組みなどにも関わり多忙を極める日々。「笑顔で強い」イメージがあるものの、コロナの影響で昨年は心が塞ぐことが増えたのも事実だ。「だから癒しを求め、昨年から保護猫を飼うようになったんです。今はそのツンデレ具合にデレデレ状態です」

 ○…ピューロランドが現在、多摩市の広告塔の1つになっていることを自覚している。多摩センター駅では自社のキャラクターらが降乗者を出迎え、「このみどりの豊かな地で運営できてよかったと思っています。共に発展していきたい」。2年前からは多摩の観光振興などにあたる会のリーダーになった。「多摩が世界から注目される街になれば。そう願います」

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