神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2021年5月7日 エリアトップへ

古希(70歳)に合わせ、初めての個展を開く 佐藤 明さん 西鶴間在住 71歳

公開:2021年5月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

趣味も仕事も一所懸命

 ○…個展は、70歳の誕生日に合わせて昨年同時期に開催を予定していたが、緊急事態宣言期間と重なり、中止を余儀なくされた。1年延期しての待望の開催。70歳のうちにはできなくなり、個展初日の翌々日には72歳になる。「でも71歳の間にできるから」と照れ臭そうに頭を掻いた。

 ○…絵を描くようになったのは20歳を過ぎてから。中学の写生の授業で、教諭から『君は絵の具の使い方がダメだなぁ』と言われたことから、自分で絵は下手だと思い込んでいた。塗装店を営む父を手伝う意味もあり、「仕事の役に立てば」とデザインの専門学校に通ったが「面白いとは思えなかった」。ただ石膏デッサンだけは「白紙に木炭で描くと、ものが立体的に浮かび上がってくる驚き」が新鮮で、もう少し続けたいと思った。絵心に目覚めたのはそれから。画材店の紹介で絵画を習い続けた。実は、父も若い頃が絵が好きで、塗装店の社名「青竜社」は、画家・川端龍子の立ち上げた日本画の団体にあやかってつけた名前だった。

 ○…絵画に加え、太極拳にも熱を入れるなど、趣味に生きた20代。しかし結婚を機に封印。30歳から10年間は、脇目も振らずに仕事に集中すると決めた。「若かったのでいくら酷使しても大丈夫だった。人にも時代にも恵まれた」と事もなげ。「少し余裕ができたので」と40歳を過ぎてから再び筆を持ち、キャンバスに向き合った。「真っ白なキャンバスに筆を置く瞬間はワクワクして忘れられない」と初々しい気持ちが蘇った。

 ○…同じ頃、太極拳も再開。現在は指導者として教室を開く腕前。コロナの影響で来年に延期となった高齢者の文化・スポーツの祭典「ねんりんピックかながわ」に神奈川代表として出場する。

大和市で葬儀なら、地元「ふじみ式典」

地域顧客満足度NO.1店を目指す創業35年以上の葬儀社です。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

大和版の人物風土記最新6

加藤 和也さん

4月1日付で大和市消防本部の消防長に着任した

加藤 和也さん

深見西在勤 59歳

4月12日

板庇(いたびさし) 一郎さん

昨年50周年を迎えた「宮下神輿会」の会長を務める

板庇(いたびさし) 一郎さん

深見在住 61歳

4月5日

下河辺 治美さん

「大和市肢体不自由児者父母の会」の会長を務める

下河辺 治美さん

福田在住 55歳

3月29日

明吉 美智子さん

「第19回大美展」を主催する大和美術協会で第5代会長を務める

明吉 美智子さん

上草柳在住 85歳

3月22日

清水 明義さん

一般財団法人東京マラソン財団主催のイベントでギネス記録を更新した

清水 明義さん

中央林間在住 69歳

3月15日

高橋 忠広さん

2月17日に開催された自治会セミナーで防災の実践事例の発表を行った

高橋 忠広さん

草柳在住 79歳

3月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

大和版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook