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大和 コラム

公開日:2026.01.01

徒然想 連載334
花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

 あけましておめでとうございます。読者各位の一年間の無病息災をお祈り申し上げます。

 新年の今月は、不許葷酒入山門(葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず)です。

 意は、臭気を発する野菜(ニラやにんにくなど)や、酒類などを修行道場に持ち込んではいけない、です。

 この文言は、禅寺の門前に置かれる戒壇石・結界石とも呼ばれる石標に彫られている七文字です。結界とは教団の僧侶たちの秩序を保つためにある一定の地域を限ること。それらを定めた規定は戒律により、宗派により異なりますが、禅寺では、一定の区域を区切り、その中を修行道場にしています。その聖と俗の境界の標語としてこれが建てられ、修行の妨げになる人々や酒肉、強い匂いのある野菜などを持ち込むことを禁じて僧侶たちを修行に専念させようとしたのです。

 仏教の修行上の障害となるものとして戒律で禁じたのは、原始仏典以来の伝統です。

 私達は忙しい日々を過ごしていますが、このように限られた中で環境を整え、物事に専念する事が大切です。その事で心の安らぎを得られるのではないでしょうか。

 たった一度の得難い人生ですから。

桃蹊庵主 合掌

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