9月に全国大会に出場する野球チーム「大和スピリタス」の監督を務める 高津 一幸(かずゆき)さん 下和田在住 56歳
大和に強いチームを
○…発足当時から「強いチーム」を目指して監督として牽引してきた。わずか6年で全国大会への出場を勝ち取った。関東予選の相手は全国優勝経験もある強豪だったが「勝ってくれると選手たちを信じていたので驚きは無かった。チーム設立時からの目標が達成できてうれしい」と喜びを噛みしめる。チームの状況に目を向けると「控えの選手もモチベーションが高く、良い状態にある」と分析する。
○…東京都世田谷区出身。幼少期は新聞とガムテープで手作りしたボールと木の棒で野球をして遊んでいた。中学に入ると友人も加わりみんなで白球を追いかけた。監督として野球に携わったのは20年以上前。長男が通う少年野球チームの監督に立候補した。毎日頑張っている子どもたちをみて、監督としてチームを支える決意をしたという。「やらされるのではなく、みずから『やる』野球の楽しさを伝えてきた」と振り返る。
○…息子たちの巣立ちを見届け、現在は自分の時間を楽しんでいる。気がつくと野球のことが頭に浮かび、「采配について考えることがストレス発散になっている」と笑う。釣りも楽しみの一つで、自宅には10本以上の釣竿がある。「釣り仲間に勧められるとつい買ってしまう」と苦笑い。自慢の道具を駆使し、相模湾で60cm以上の大物を釣り上げるほどの腕前だ。
○…全国大会出場はあくまでも「通過点の一つ」と捉える。強いチームを作るという目標のために「全国大会に出場するだけでなく、優勝することが必須条件であり、チーム全員で勝たなくてはならない」と強調する。大会当日までの3カ月間で「チーム全体のレベルを1つ、2つと上げ、優勝に向けてチームを成長させていきたい」と意気込む。
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