海老名版 掲載号:2013年3月15日号
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15年間能面を作り続けている 田中(たなか)靖彦(やすひこ)さん 柏ヶ谷在住 66歳

能ある鷹は顔を隠す

 ○…「微笑んでいるのか、怒っているのか分からないでしょ」と飾られている能面をじっと見つめながら、もの思いにふける表情を見せる。ひとつの面に複数の表情を持つ能面は、距離や角度を変えると違った顔に。その不思議な世界に魅了され、15年前に作品を手掛け始めた。「展示に出すと『田中さんの顔に似てますね』と必ず言われるのですが、自分の腕がまだまだってことですね」とまた能面を見つめる。

 ○…「もともと手先が器用だった」と自負する証拠は、背中の後ろに飾られている山と湖が描かれている風景画。「山の標高なども計算して、その風景を頭に浮かべて描きました」と絵を見て淡々と語る。「そういえば、こんなのもあったな」と出てきたのは、15cmほどのガラスのトロフィー。1cm立法のロボットを動かして山登りをさせるという、いわゆる「ロボットコンテスト」に出場したときのものだ。周りは企業の研究チームに対して、個人で挑戦。お金をかけず、ラジオなどを分解して材料を集めた。「いざ本番になったら動かなかったんです。連続で出場したっていう努力賞なんですよ」と頬をゆるませる。

 ○…「仕事から帰ってきたら、まず散歩。次に・・・」と続き、午後7時半から10時まで、毎日決まった習慣で作業を行っている。隣にいた妻から『そんな話をすると性格がバレちゃうわよ』と斜めのリモコンを真っ直ぐに直しながら夫を例える。「期限があるからなのか、今までに『出来た』というものがひとつも無い。最後は妥協して完成です」。いつまでも本物へのこだわりを追い求める。毎年、作品は家族の年賀状の顔に。

 ○…河原口の出身。転勤族で全国を飛び回り、行き着いた先が柏ヶ谷。窓の外を見ながら「目久尻川の鮎のようですね。サギの群れもキレイに見えるんですよ。でもまぁこの辺にしときましょう」と話を切り上げたが、ネタの引き出しはまだまだありそうだ。
 

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