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見えない障害を"見える化" 市がヘルプマークを導入

社会

公開:2017年3月31日

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鞄などにつけて使用する
鞄などにつけて使用する

 海老名市では、義足の使用や内臓器官に障害がある内部障害など、外見からは援助の有無が分かりにくい人への配慮の必要性を知らせる「ヘルプマーク」の配布を、3月22日から市役所窓口などで開始した。神奈川県での同マーク本格導入に伴い実施されているもので、市では今後市内の公共施設にポスターを掲示するなどしてマークが広く普及するよう努めていくという。

 義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病がある人、妊娠初期の人などに配布される「ヘルプマーク」。使用者を見かけた場合にはバスや電車内であれば席を譲る、困っている様子が見られたら声を掛けるなど、周囲の人は対象者への配慮が求められる。

 マークは免許証ほどの大きさで、赤い樹脂製の素材に白い十字とハートが描かれている。外出時に鞄などにつけることで、援助の必要性を「見える化」できる。

 海老名市では、このマークを市役所窓口のほか、市障害者団体連合会や精神障害・聴覚障害の団体を通じて100個配布している。

 また、使用者以外の人にもマークの意味を認知してもらうため、今後は県と連携しながら市内の公共施設や交通機関にポスターを掲示するなどして、広く普及を目指していく。

 市障がい福祉課は「これを機会に、目に見えない障害がある人の『大変さ』『生活のしづらさ』を意識してもらえれば」と話す。

東京都発祥「ヘルプマーク」

 ヘルプマークは、人工股関節を利用する東京都議の提案を受け、2012年に作成されたもの。都が全国に利用を呼び掛け、これまで京都府・和歌山県・徳島県・青森県・奈良県の5府県で導入されてきた。

 神奈川県でも2016年度11月の補正予算で推進事業費を計上し、マークを1万個製作。3月22日からは、各市町村の障がい福祉担当窓口で配布を開始している。県保健福祉局によると、当事者や保護者から「導入して欲しい」という声が多数寄せられていたことも、今回取り入れる理由のひとつになったという。

 配布個数に限りがあるため、希望者は来庁前に市障がい福祉課(【電話】046・235・4813)に問合せを。
 

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