海老名警察署の14代署長に就任した 土屋 重雄さん 中新田在住 56歳
署一丸の姿勢で犯罪抑止
○…これまで機動捜査隊長や捜査一課の刑事、昇任者対象の管区学校教官など、警察官の職務に打ち込んできた。小田原や厚木、相模原といった県内の警察署を中心に配属されたが、海老名署は初めて。新天地の印象について「今注目のまちでこれからますます発展していくと思う。一方で田んぼの昔ながらの街並みも残ってほしいね」と話す。海老名の人たちに警察署があってよかったと感じてほしい―。そう話す姿からは、市民を想う温かさがうかがえる。
○…藤沢出身、3人兄妹の長男として育った。幼少期は遊びやスポーツが好きな活発な子で、中学・高校では野球部へ。当時は「太陽にほえろ!」などの刑事ドラマが流行っていた時代。人のためになる仕事をしたいと刑事に憧れ、高校を卒業すると警察官の道へ。犯罪率がピークを迎えた時期には事件解決に追われ休みを取れないことも多々あったが、苦労して捜査し解決できた時が何よりも嬉しかったという。「被害者の方のうらみを晴らすことは警察しかできないからね」と自戒の念を込めて語る。
○…自宅の綾瀬には約30年前に越してきたが、現在は中新田の官舎住まい。目下の楽しみは、中学時代の同級生で33年間連れ添った愛妻との週末の「散歩」だ。天気の良い土日にはおにぎりを持って、県内の低い山を登っている。休日になると遊びに来る孫3人と公園でブランコや滑り台などをするのも至福のひと時だ。「もう本当に可愛くって」と目を細める。
○…初の署長職。署員たちの頑張りに頼もしさを感じ、「こいつらとならいい仕事ができる」と期待感に胸を膨らませる。特に注力するのは、近年増加傾向の特殊詐欺対策。気持ちの良い職場作りを目指し、署一丸となって取り組んでいく。
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