座間市は13日、2022年4月1日に「民法の一部を改正する法律」の施行により成人年齢が18歳に引き下げられることに伴い検討を重ねていた成人式の対象年齢について、引き続き20歳とすることを発表した。
成人式の対象年齢をめぐっては、18年6月に改正民法が成立した直後の7月に逗子市がいち早く成人年齢引き下げ後も成人式の対象は20歳とすることを発表した。その後も、横浜市や川崎市、相模原市、鎌倉市、厚木市なども同様に成人式の対象を引き続き20歳とすることを発表していた。
県青少年課によると現時点で対象を20歳以外の年齢としている自治体はないという。
座間市では昨年3月頃から検討を開始。次の4つを理由に22年度以降も成人式の対象年齢は20歳とした。
【1】公益財団法人日本財団が全国の17〜19歳を対象に実施した「18歳意識調査」の中の「成人式を行うのにふさわしい年齢は」という問いに対して「20歳」と回答した人が74%となった【2】成人年齢は18歳に引き下げられるが、飲酒や喫煙などの年齢制限は20歳以上のままである【3】対象を18歳にした場合、対象者の多くが進学受験や就職を控えた年齢であり、本人や家族などへの負担が大きいと考えられる【4】対象を18歳にした場合、22年度は18・19・20歳が同時に成人式の対象となり、本人や家族などに混乱を招く恐れがあり、成人式の会場や人員の確保、当日の運営にも支障が生じる恐れがある―。
決定までの過程では、成人式の対象年齢を法律にあわせることで「18歳は大人」という自覚を促す機会の創出になるのではという意見もあったという。
式典の名称については、他市では「20歳のつどい」などに変更するケースもあるが、座間市はこれまで通り「成人式」とする予定。18歳を対象にした催しの開催などは考えていない。
海老名市は、この件について検討しているところで、今年の夏前には発表する方針。担当のまなび支援課は「振袖の手配の関係などで、どうなるのかと心配する声も寄せられている。のんびりはしていられない」とした。
同様に綾瀬市も検討中だという。
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