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公開日:2021.08.20
JR相模線入谷駅前
ヒマワリで安全に
少年補導員と署員で咲かせる
JR相模線「入谷」駅の東口でヒマワリが見頃を迎えている。放置自転車やゴミのポイ捨ての減少と、治安維持を目的に、座間警察署少年補導員連絡協議会(上野直紀会長)が座間署員と育てたものだ。
少年補導員連絡協議会では、地域の少年の非行防止や健全育成を目的に、小学校での非行防止教室、登校時間の声掛け運動、防犯パトロールなどを実施しており、19人の会員がいる。
ひまわりの植栽は2012年から、青少年に地域社会の一員としての自覚を育んでもらうために企画し、入谷小、座間小、西中の児童生徒が参加。子どもたちとボランティア活動に取り組みながら、入谷駅周辺の環境整備に貢献してきた。
昨年はコロナ禍で企画をすべて中止。今年も子どもたちの参加は見送られたが、ヒマワリの植栽は実施することを決めた。その理由について上野会長は「1年間手をつけなかったことでその場所は荒れ放題になり、放置自転車が増え、ゴミのポイ捨ても多くなった。ヒマワリを咲かせることで、その問題を解決できればと考えた」と話す。
土地の所有者であるJRと県に許可を得て、東口と、線路沿いを流れる用水路の脇約40mに、補導員の有志9人と座間警察署生活安全課の署員2人で種をまいた。水やりなどの手入れは、補導員が定期的に行ってきた。
上野会長は「きれいな場所にゴミを捨てようと思う人が少ないからか、ヒマワリを植えてからは、ゴミのポイ捨てが減った。花を見て地域の子どもたちにこのような活動があることを知ってもらい、来年こそはコロナが収まって一緒に育てられたらいい」と願いを込めた。
座間署生活安全課は「今回の植栽のために草刈りをしたことで見渡しがよくなった。入谷駅の周辺は人通りが少ないので、ヒマワリを楽しむ人が多くなれば、痴漢などの犯罪抑止にもつながる」と話した。ヒマワリは8月いっぱいまでは楽しめるという。
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