絵画クラブ「銀ゆりの会」の会長として絵画展を開催する 山口 良江さん 海老名市杉久保北在住 78歳
「10年続けてこそ趣味」
○…地域で15年以上続く絵画クラブの会員として、10年以上創作活動に取り組み、静物画などを描いている。4月26日から開催する絵画展は会員たちがこの1年の成果を発表する場として催し、「楽しんでもらえれば」と全員で準備を進めている。開催前に会員2人が他界してしまい「2人の思いも背負って、絵画展を成功させたい」といつも以上に熱が入る。
○…平塚市須賀出身。こどもの頃はよく風邪をひき学校も休むことが多かった。そんな中のめり込んだのは音楽だった。「歌ったり、聞いたりすると情景が頭に浮かぶことが楽しくて」と振り返り、「昔から芸術肌だったのかも」と笑顔を見せる。結婚後に自宅購入を検討する中で縁のない海老名を選んだ理由は周りの環境で、「近くのお寺と街の静けさに蛙の鳴き声がとてもきれいで気に入ったから」
○…現在は夫と二人暮らし。3人の子宝にも恵まれた。趣味は絵画のほか読書と太極拳。読書は学生時代からの趣味で「通学時に歩きながら読んでいたら、先生に怒られたこともあった」と頭をかく。太極拳も13年続けており、「10年以上続けてこそ趣味と呼べる」と意気揚々。孫の成長も楽しみの一つで、「どんな仕事についてどんな人生を歩むのかが楽しみ。でも口は一切出さない」と見守る。
○…12人の会員たちとのその日の会話や出来事を手帳にまとめており、会長として会員一人ひとりの体調など細かいところにも目を向ける。会員の年齢が70代から80代と高齢化が進み、だんだんと家にこもりがちになり、元気もなくなってしまう。「だからこそ会員同士刺激し合って、同世代の人たちに絵の楽しさを知ってもらい、人生を楽しめるような活動を続けたい」
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