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公開日:2023.12.01

歯科レポート
3D技術で万が一に備える「入れ歯銀行」に預けて安心
ひらの歯科医院

  • 「患者さんの気持ちに寄り添う診療」がひらの歯科医院のポリシー

 日々進化する歯科現場を取材するレポート。今回は3Dデジタル技術で入れ歯複製の常識を変える「入れ歯銀行」のサービスを県内で初めて導入(※)した藤沢市の「ひらの歯科医院」に、導入の理由や可能になるサービス内容を聞いた。

―入れ歯銀行はどのようなサービスですか。

 「今お使いの総入れ歯を精密な3Dスキャナーでデータ化しお預かりするサービスです。データがあれば、精密な3Dプリンターで迅速に入れ歯の複製が可能になる画期的ともいえる技術です」

―導入した理由をお聞かせください。

 「万が一入れ歯を紛失したり破損した時、以前は作り直すと早くて1カ月ほどかかっていました。その間、患者様は入れ歯なしの大変不便な生活を強いられてしまう。入れ歯銀行を活用すれば、約1週間で複製品をお渡しできます。災害などで入れ歯を無くしてしまっても、データがあれば安心です」

―素材や噛み心地はどうなのですか。

 「歯茎に当たる面は柔らかいシリコンでクッション性があり、痛みやガタつきが気になる方にも適しています。ゼロから製作するよりも、費用負担も抑えられます」

―活用が広がりますね。

 「洗浄中に急な来客があった時などの予備用はもちろん、『眠る時に入れ歯を外すとあごが不安定で気になる』という方のための就寝用などもあります。データの預け入れは無料で、他院で作製した入れ歯でも大丈夫なので、もしもに備えて保存しておくだけでも安心です。もちろん、今お使いの入れ歯に気になる所があれば、不具合を調整をしてからデータを保存するのがおすすめです」

【取材協力:ひらの歯科医院・精密入れ歯は自由診療※2023年11月18日現在】

ひらの歯科医院

藤沢市菖蒲沢611-1 木・土午後・日・祝休

TEL:0466-49-1382

https://hirano-dc.kamu-come.com/

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