3月19日付で座間警察署長に就任した 佐々木 進さん 座間市入谷西在勤 55歳
安全のため、「一所懸命」
○…初の勤務地となる座間警察署で自身初の署長に就任した。出身が隣の相模原市だったこともあり「見慣れた街並みで安心する」と笑みがこぼれる。制服に袖を通しての勤務は8年ぶりで「緊張感がある」と気を引き締める。就任時の訓示では「目標をもって行動をしてほしい」と伝え、市民の安全のために署員全員で邁進していく姿勢を示した。「強く正しく明るいまちにしたい」と意気込む。
○…小学生の頃から周りと比べ体格に恵まれていたこともあり、中学高校は柔道に打ち込んだ。大学では法学部に進学し、幼いころから見てきた父の背中を追いかけ、警察官を志した。港北警察署での交番勤務からキャリアをスタートさせ、その後は主に機動隊と刑事畑で活躍をしてきた。2010年には横浜で開催されたエイペックで、機動隊中隊長として警備の任に就いた。「警護は地理や建物の把握など当日までの準備が重要」と語る。
○…愛する妻と2人の子どもが暮らす県内の自宅を離れ、現在は座間へ単身赴任。警察官人生初の経験で、料理や洗濯に四苦八苦しているという。「大変だけど週3回の弁当作りに挑戦しています」と不慣れな家事に積極的に取り組む。休日の午前中はジョギングをしながら、「管内の把握に努める」という。
○…当直から報告で高齢者が関わる交通事故や特殊詐欺事件が多い傾向にあると感じ、分析する。「管内は坂が多く自転車や車の交通量も多く危険な場所がある」と注意を呼び掛ける。事件事故の防止には行政や消防、関連団体との連携強化は不可欠で「一緒に安全なまちを作りたい」。市民の安心を作るため「『一所懸命』に業務に取り組みたい」と決意を示した。
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