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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2026.04.10

綾瀬市身体障害者福祉協会の会長に就任した 金子 寿さん 綾瀬市寺尾本町在住 65歳

  • 金子 寿さん (写真1)

不屈の心で紡ぐ共生社会

 ○…「会員の思いに寄り添い、会の活動をさらに活性化させたい」。4月1日付けで、綾瀬市身体障害者福祉協会の新会長に就任した。20年の長きにわたり会を支えてきた前会長のバトンを受け継ぎ、「誰もが自分らしく、生き生きと暮らせる綾瀬」を目指して新たな一歩を踏み出した。

 ○…綾瀬市出身。地元の小中学校を卒業後、日大藤沢高校へ進学した。人生が大きく変わったのは高校2年生の時だった。体操部に所属し、全国大会を目指して部活動に励んでいた放課後、鉄棒の練習中に転落して頸髄を損傷。首から下が動かなくなる重傷を負った。「リハビリすれば治る」と信じていたが、現実を知った時は生きる希望を失いかけたという。しかし、同じ境遇の仲間や家族の励ましが、閉ざしかけていた心を溶かした。「自分も地域で生きていける」。退院後、地域の役員の誘いで会に入会したことが、現在の活動の原点となった。

 ○…趣味はリハビリを兼ねて始めた「詩画」。口に筆をくわえ、四季折々の花々を描き、その時の思いを詩に添える。市内で個展を開くほどの腕前だ。「会などの活動だけでなく、趣味の幅を広げたかった」と微笑む。ヘルパーとして出会い、長年支えてくれている妻との外出も大きな楽しみ。「最近は一緒に、イチゴ狩りに出かけましたね」

 ○…直近の大きな目標は、12月に綾瀬市で開催される「神奈川県身体障害者福祉大会」の成功だ。「バリアフリーはハード面だけでなく、心も大切」。県内各地から多くの仲間が集うこの大会を「障害への理解を深める絶好の機会」と捉えている。「誰もが障害の有無を気にせず、当たり前に手を取り合える街へ」。その思いを胸に日々、活動に励む。

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