海老名・座間・綾瀬 人物風土記
公開日:2026.10.09
座間市議会の議長に就任した 竹田 陽介さん 座間市相模が丘在住 42歳
声を探して、変化に挑む
○…座間市制が始まって以来、史上最年少での議長選出となった。9月まで議会運営委員長を担い、議会での不祥事について委員らと調査に動いてきた。これから再発防止の組織やルールをどう整えるか、課題は山積している。「市民の信頼を取り戻さなければ。最後の瞬間まで諦めず、議長として責任を果たします」。力をこめ誓った。
○…相武台東小の卒業生で、少年時代を過ごした相武台地域には、草野球ができる空き地や、探検できる森もあった。「子どもたちの面倒は地域でみてくれていた」と懐かしむ。イトーヨーカドーのあった駅近くの通りは、連なる商店の軒下を歩くようだった。今はすっきりと歩道が整備され、マンションなどに変わっている。座間中時代からサッカーに没頭し、強豪校の座間高を志望。試合では長くミッドフィルダーを務めた。
○…法政大学在学中から政治に興味を持ち、卒業後は地域紙の編集記者として厚木市周辺で6年間働いた。東日本大震災の頃に重なり、原発事故後の自粛や中止が相次ぐ自治体を取材。「できないものは、どう実現できるか」考え続けた。宮ヶ瀬ダム関連のイベント広告を担当した際は、クライアントからの期待を感じ、地域の盛り上げに奮闘する行政職員に出会った。政治を志して退職したが、取材から生まれた縁は今も続いている。
○…「議員の仕事は地域の声を拾うことだ」。駆け出しの頃、40歳以上年上の知人がつぶやいた一言が、行動指針になった。そうした道を歩めばおのずと家庭の時間は限られる。9歳と6歳の子は議員がどんな仕事か、感じ取っている様子。時々「歯を磨いて」と近づいてくる。膝に寝かせて、生えた歯を見つけるのが幸せ。一文字だった口元が一瞬和らいだ。
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