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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2026.11.06

国民スポーツ大会で全国優勝・サッカー少年少女の部県代表のトレーナーを務めた 菊地 奈美子さん 座間市立野台在住 47歳

  • 菊地 奈美子さん (写真1)

経験を後押しの力に

 ○…サッカーの県代表チームで5年にわたり試合に帯同し、選手の体調管理や栄養管理などを幅広く担ってきた。大会中は宿舎の献立まで把握し、選手の様子を注視。試合後に体を気にする仕草から、怪我などの異変に気づくことも。選抜された選手だからこそ、辛さや痛みを言い出しにくい。「何を言っても大丈夫」と思ってもらえる関係づくりにこだわった。

 ○…悲願の全国優勝を果たすまで、毎年のように「勝てない要因」と向き合い続けた。今年は関係者から託されたお守りを携えて会場入り。大会には娘の菜々美さんも選手として出場し、初戦で得点を挙げる活躍を見せた。決勝後は抱き合って喜びを分かち合った。「家でも試合の話が多く、プレッシャーもあったはず。よく頑張ってくれた」と感謝がにじむ。

 ○…立野台小学校の女子チームに入り、8歳からボールを蹴り始めた。まだJリーグも発足前で、女子選手が珍しかった時代。県の選抜選手に選ばれた際、当時のコーチからかけられた言葉は「お前はすごく下手だ。でも一生懸命練習すれば上手くなる」。周囲に追いつきたい一心で、校庭の片隅で黙々とリフティングを重ねた。のちに進学した日本体育大学では、3度の全国優勝に貢献している。

 ○…現役時代に2度膝を手術し、リハビリで助けられた経験から柔道整復師の道へ。3人の子育てと並行しながら、施術に励んできた。産後に骨盤の激痛で体が思うように動かない時期を経験。それを契機に女性の体について学び直した。今では子育て支援センターで産後ケア講座を受け持つこともある。深く寄り添えるのは、自身が乗り越えてきたからこそ。「施術後に笑顔で帰ってもらえる瞬間」が、日々の原動力になっている。

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