厚木・愛川・清川 政治
公開日:2013.06.28
厚木市職員ボーナス
源泉所得税を納付忘れ
追徴課税は約1151万円
厚木市は6月21日、昨年6月に市職員へ支給した夏のボーナス(期末勤勉手当)の源泉所得税1億2937万8103円を、税務署へ納付し忘れるミスがあったと発表した。
市職員課によると、6月5日に源泉所得税を一時管理している整理簿を職員課と会計課の職員で調べたところ、昨年6月のボーナスの源泉所得税が未納付になっていることが分かった。
市長などの特別職、市職員1618人分(市立病院職員を除く)の源泉所得税を担当している職員課の20歳代の男性職員が、7月10日の納付期限を忘れていたことが原因で、決済する立場の上司も見落としていた。12月に支給した冬のボーナスの源泉所得税は納付していたが、「6月分の未納付にはまったく気が付かなかった」という。
市はミスが判明した翌6日に、源泉所得税(本税)分を税務署へ納付。不納付加算税と延滞税を合わせた追徴課税1151万3200円は、関係職員らが自己負担する予定。
小林常良市長は本紙の取材に「公費では払わない。設置した調査特別委員会の中で原因究明と再発防止策を講じる。関係職員の厳正な処分を行う」と市秘書課を通じてコメントした。5日に納付漏れが判明していたにも関わらず、公表が21日と遅れたことについて市職員課は「議会開会中の時期でもあり、事実関係を調査するのに時間がかかってしまった」としている。
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