厚木高校 OTODAMAで初の頂点 軽音楽部2バンドが躍動
県立厚木高校(佐藤信行校長・生徒数1072人)軽音楽部の2バンドがこの夏大活躍だ。「ぱすてるーじゅ」は全国大会で優秀賞を受賞。「cLock's」はOTODAMA甲子園2014で初のグランプリに輝いた。
8月19日と20日に小田原市民会館で行われた「第2回全国高等学校軽音楽コンテスト」で優秀賞を受賞した「ぱすてるーじゅ」。県内では270バンドの中から上位7バンドの出場となる難関の県大会を突破した。
メンバーは、森山紗貴さん、榎本星伽さん、首藤皐月さん、伊藤萌華さんの3年生女子4人組。演奏したオリジナル曲『Clear』は、この曲をいつか思い出して…という思いを込めた「切なく爽やかなPOP」なナンバー。週5回の練習と大会前は毎日練習を重ねた。また、2月には日比谷野外大音楽堂で女性ミュージシャンのみのロックフェス「NAONのYAON」のオープニングアクトを決めるオーディションに参加し、決勝まで行ったことが大きな自信になったという。
これまで賞とは無縁だったが、初めて経験した全国の舞台にリーダーの森山さんは「ここまでやってきて良かった。悔いなく演奏ができた」と笑顔を見せた。
5人で初の栄冠に
21校が出場し、8月18日に鎌倉市の音霊OTODAMA SEA STUDIOで行われた「OTODAMA甲子園2014」では「cLock's」が初のグランプリを獲得した。
メンバーは、岡村陽平さん、鎌田大さん、菅野遼太郎さん、久光夢香さん、飯尾恵俊さんの3年生5人組。演奏した曲は『あくび』と『Spot light』の2曲。完成までに1カ月をかけた『あくび』は、歌詞を作ることに時間がかかったという。作詞を手がけるリーダーの岡村さんは「結果を出せたことで今後もバンドとして活動を続けていくという方向性が明確になった」と力強く話した。
青春を音楽に懸けた三度目の夏は、2バンドにとって最高の思い出となった。
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4月19日