山口小夜子さんとの思い出を話す松本監督
市内恩名出身の松本貴子監督によるドキュメンタリー映画『氷の花火 山口小夜子』の上映が２月27日から中町のアミューあつぎ映画．ｃｏｍシネマで始まった。初日には松本監督が上映後に舞台あいさつを行い、来館者と交流した。
同作品は１９７０年代からファッションモデルとして世界的に活躍した山口小夜子さんの人生を紐解いていくドキュメンタリー。２００７年に57歳で急逝するまで、モデル以外にも映画や衣装デザインなど、常に時代の先端を走り続けた。その生きざまが、長年親交のあった松本監督によって、親交ある人たちの証言や当時のＣＭなど貴重な本人映像資料を交えて紹介されている。
同館での初回上映は事前予約でほぼ満席になるほどの人気ぶり。世代、性別を問わず多くの人が訪れた。
地元での上映を果たした松本監督は「近所の人たちからも『厚木で観られればねぇ』と言われていたので、上映できてうれしい。ありがとうございます」とあいさつ。「喜多川歌麿の美人画浮世絵のような、永遠の美しさへの追求が小夜子さんの魅力。それが若い人に浸透すると、作品を作った甲斐があるかなと思います」と話した。同作品は３月11日（金）まで同館で上映。
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