市が主催する広報写真コンクールで、最優秀の「厚木市長賞」に輝いた。市内のイチゴ農園でイチゴ狩りを楽しむ子どもたちを撮影した作品に、思わず笑みがこぼれる。「一瞬の中にある人の表情を映すことで、厚木の魅力を発信していきたい」と語った。
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▽厚木市農業協同組合(JAあつぎ)の職員。総合企画部企画課で広報を担当する。圃場での取材のほかに女性部の発表会や子どもたちの体験イベントなどさまざまな現場へ赴く。記事は日本農業新聞やJAの広報誌などに掲載。年間約120本執筆する。多忙な中でも忘れないのが「この記事はどんな人が読むのか、ということ。一般消費者か農業関係者か、常に読者の顔を思い浮かべている。読者の目を引けるようにいい写真を撮ること」。
▽小田原市出身。26歳で結婚し、以来厚木在住。勤めていた電力会社を退職し、2014年4月から現職。広報の担当になった当初、「今まで一眼レフを触ったこともなかった」というカメラ初心者だった。構図やテクニックなど独学で学び、さらに記事の書き方も習得。そして、広報経験3年で日本農業新聞が選ぶ神奈川県内の優秀通信員賞を、この3月に受賞した。
▽「JAの広報として、厚木の農産物や生産者を紹介することで食農の大切さを伝えていきたい」という。「農業を通して厚木の良さを伝えていくために何をすればいいのか。時には頑固と言われるけれど、良いものを届けたいという自分の信念は曲げたくない」と話す瞳は真剣そのもの。3月15日号でレイアウトなどを変更したJAあつぎの広報誌『グリーンアートあつぎ』の刷新にも情熱を注いだ。
▽明るく気さくな広報マンも、実は3歳の娘を溺愛するパパ。趣味はフットサル。休日は県1部リーグのチームに参加して、汗を流している。
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