国道129号戸田交差点の立体交差化工事で、開通後の同交差点を先頭とする渋滞は「ほぼ解消した」と、神奈川県が9月4日に発表した。時間短縮効果は、最大で約20分にあたるという。
工事は慢性化していた交差点付近の渋滞解消や、新東名高速道路開通後の混雑回避が目的。県は南北にのびる国道129号が県道22号(横浜伊勢原)の下を通る立体交差(アンダーパス)の工事を進め、今年3月25日に開通した。
同交差点の交通量調査は、開通前の1月17日と開通後の6月6日にそれぞれ実施。朝7時から午後7時までの12時間で調べた。
県がまとめた調査結果によると、相模原方面から平塚方面に向かう車線で、開通前に最大で380mの渋滞(9時30分から40分)が発生していたが、開通後の同時刻で0mになった。ただし、側道部では開通後に大型車の集中などで一時的な渋滞が発生し、最大値は午前9時からの10分間で115m確認されたという。
国道の逆車線や、県道22号でも最大渋滞長は0mになった。開通後は、国道を走行する車両の約7割から8割がアンダーパスを利用しているという。
「想定通りの効果が出せて良かった」と、県厚木土木事務所の担当者。整備後、引っ越し業者などのラックドライバーに直接話を聞いた際も、評判は上々だったという。
今後は側道の歩道整備工事や舗装工事を実施。来年3月31日までに開通する予定の新東名高速道路厚木南インターチェンジと、国道を接続する道路整備も進めている。同担当者は「しばらくご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いします」と話している。
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