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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2018.08.10

忘れぬ、戦禍の記憶
『広報あつぎ』で特集の平良さん

  • 糸満市民と交流する平良さん(中央)

 『広報あつぎ』8月1日号に、「戦争の記憶をつなぐ」と題した特集が掲載されている。特集の取材対象者で、沖縄県大宜味村出身の平良(たいら)邦雄さん(厚木市妻田東・90)が体験した、第二次世界大戦の記録の一部が8月2日から6日、アミューあつぎで展示された。

 会場には、戦時中の体験を記した平良さん自作の短歌38枚や、収容所に入った平良さんへ母が贈ってくれた手縫いの着物などが並び、来場者は真剣な面持ちで当時の様子に思いをはせた。

 また、平和祈念資料館(同県糸満市)提供の戦時下の記録写真や、厚木市民から寄せられた平和を願うメッセージカードも共に展示された。

 4日、厚木市と友好都市になった糸満市から、あつぎ鮎まつりに参加する同市民団が会場を訪れ、平良さんと交流した。その様子を見守っていた義理の娘の平良恵子さん(愛川町春日台)は、「日ごろから義父には戦中の話を聞いていた。今回、多くの人にその体験を知ってもらう機会を得て、義父と一緒に喜んでいます」と話した。

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