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「認知症」家族介護の思いを共有 厚木市認知症を抱える家族 すみれ会

社会

掲載号:2018年10月12日号

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 2025年――、厚木市の65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると推定されている。多くの悩みを抱えながら認知症状のある家族を介護している人と、看取りの経験のある人、ボランティアらからなる「厚木市認知症を抱える家族 すみれ会」を取材した。

 同会の発足は1992年。県の保健所(現・保健福祉事務所)の元でスタートした。介護保険制度が導入されてからは、会費制(現在の年会費1200円)で独自の活動となり21年が経った。現在会員は55人。月1回の定例会や情報交換、講演会、学習会、親睦会などが主な活動内容。会員のうち31人が現在介護中。20人が介護経験者、ボランティアが4人。活動は「話し合い」と呼んでいる、それぞれの介護の情報交換がメインだ。

 会長の岡野陽子さんは実父の介護がきっかけで同会に入会した介護経験者。介護中、父親になかなか優しく接することができなかった。「それでいいんだよ」と先輩会員からのアドバイスに助けられたと振り返る。

 介護を始めた家族には4つの心理的ステップがあるという。【1】戸惑い・否定【2】混乱・怒り・拒絶【3】割り切り・諦め【4】受容―だ。「【1】と【2】が短いほど心理的に介護がらくになる。介護を始めて混乱しているときに会に来ていただければと思います」。家に戻れば現実が待っている。でも会で思いを分かち合える仲間がいることは、介護生活のなかで大きな支えになる。介護中にケアマネの資格も取得したという岡野さん。仕事や会の活動を通して「老い方」を学ばせてもらっているそうだ。

認知症を知ろう交流会と講演会

 10月21日(日) 、「認知症の人の世界を知ろう」が、市老人福祉センター寿荘(厚木シティプラザ5階)で開催される。第1部は介護家族交流会(午前10時〜正午)。医師への相談も可能。第2部は映画と講演会(午後1時〜3時)で、文科省特別選定の映画『認知症と向き合う』(30分)の上映後、長年認知症のケアに関わっている杉山孝博医師が認知症についての解説や予防法、介護のコツを講演する。参加無料。申込不要、当日直接会場へ(先着200人)。問合せはすみれ会の苅辺さん【電話】046・221・5530へ。

他市家族会との交流会
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