厚木・愛川・清川 意見広告
公開日:2019.05.17
意見広告
新市庁舎建設場所について住民投票を
厚木市議会議員(会派あつぎの会) なきり文梨
本厚木駅に近い厚木バスセンター周辺地域には、賑わいを創出する施設を建てるべきですが、商業施設がどこも手を挙げないからとの事情から、新市庁舎を建設しようとしています。
市庁舎の多くのフロアは、土・日・祝日に閉館となります。更に、交通渋滞や水害などのリスクが高い場所でもあり、災害時に災害対策本部を設置する市庁舎は、他の場所に建てるべきです。
建設場所について、市民の声をアンケートやパブリックコメント等で広く集約したとしていますが、合計49件です。そのうち厚木バスセンター周辺地域への賛同は、29件しか得ていません。厚木市の人口は、約22万5000人です。
市の将来にわたる大きな事業は、拙速に進めることなく、多くの市民の賛同を得ながら進めることが重要です。
住民投票をし、誰もが納得した上での新市庁舎建設を、これからも目指します。
公立保育所をなくしてはならない
公立保育所を民営化すると、国と県から多額の補助金が出ることから、厚木市は市内6か所の公立保育所すべてを民営化する予定です。現在2か所の保育所を手放し、残り4か所となってしまいました。
公立保育所には、大きな役割があります。
ご家庭やお子さんに様々な配慮が必要なときには、積極的に公立保育所で受け入れ、他の公的機関等と連携しながら支援し、卒園後は教育委員会に繋げてきました。
計画停電の際、休日の保育を一手に引き受けたのも公立保育所でした。
また、民営化のたびに多くの保育士が退職しています。保育士を増やす事業に力を入れる一方、多くの保育士が退職するきっかけとなっている公立保育所の民営化を、これ以上進めるわけにはいきません。
雑誌のランキングに一喜一憂する市政運営
ここ数年、正規職員を減らし、住民投票条例を制定したこと等が雑誌で評価され、ランキングで経営革新度一位となりました。
その一方で、臨時職員の増加を招き不安定な雇用状況を強いている問題や、慢性的な人手不足により業務に支障が出ていることも確かです。心身の健康を害し、療養休暇に入る職員にも目を向けなければなりません。
条例を作っただけで履行しない市政運営等、雑誌のランキングの過度な評価は改める必要があります。
長期的な市の発展を目指し、今後も全力で取り組んでまいります。
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