高濃度スピリッツを手にする黄金井社長
黄金井酒造株式会社（厚木市七沢７６９／黄金井康巳社長）ではこのほど、新型コロナウイルス感染症の拡大による消毒液不足解消の一助に、醸造・蒸留技術を生かした高濃度スピリッツ（消毒用アルコール代替品）の製造を開始した。
これは全国で進むアルコール製造に合わせて国税庁などで規制緩和が行われたこともあり、同社でも「何か協力することができないか」という思いから、社員一丸となって製造に着手した。
同社では４月23日から医療機関を中心に提供を開始。県の酒造組合の会長も務める黄金井社長は「アルコールを扱う酒屋だからできることで手助けしていきたい」と話す。高濃度スピリッツの製造は同社でも初の挑戦で、細心の注意を払って製造をしているという。
同社は５月18日から一般に高濃度スピリッツの予約販売を開始する。販売価格は１本５００ミリリットルで１５００円（税別）で、お渡しは同社内売店で平日午前９時〜午後５時。予約販売のため事前注文で来店を。「必要な人の役に立てれば」と黄金井社長。（問）黄金井酒造【電話】０４６・２４８・０１２４
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