鳶尾小学校(竹本悟校長・厚木市鳶尾)で、8月24日から地域住民らによる清掃サポートが始まった。
コロナ禍の学校対応として教員による毎日の清掃・消毒が加わったことで、教員の負担が増している。そうした現状を竹本校長が同校の学校運営協議会(林元春会長)に説明したところ、同協議会がサポートを約束。さらに地域住民に協力を呼び掛けることになり、結果、73人の賛同者が現れ、ローテーションで毎日13〜14人による作業が可能になった。
24日から始まった作業では、全児童が帰った午後3時に担当の住民が来校。玄関や各階の廊下、階段、手洗い場を清掃する一方、教員が教室内の清掃・消毒作業を行うという役割分担で行われている。作業は30分程度で終了できるとし、教員の負担がだいぶ軽減されているという。
竹本校長は、「協議会に『先生方は疲れている』と正直に話したところ、こうしたサポートをしていただけ、本当に助かっています。ありがたい。地域の方の子どもたちに寄せる想いを強く実感しています」と感謝。
協議会の林会長は、「校長に学校の内情を話してもらえてうれしかった。またこれほど多くの方に協力してもらえるとは思わず、本当に感激した。引き続き協力者を増やし、住民側の負担も軽減しつつ長く続けていけるようにしていきたい」と話した。
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