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地域に根付け「助けあい」 こがねゴールド会が発足

コミュニティ社会

公開:2021年5月21日

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グラウンドゴルフを楽しんだ会員ら
グラウンドゴルフを楽しんだ会員ら

 厚木市の小金原地域にこのほど、高齢者コミュニティークラブ「こがねゴールド会」(小林勝美会長)が発足した。同会は、95歳を最高齢に59歳までの男女計40人が加入。3月12日付で厚木市老人クラブ連合会に加盟し、同地域に約40年ぶりに誕生した高齢者コミュニティーに地域活性の期待が寄せられている。

 同会は、「助けあい」を柱とした地域共生社会の実現に向け、有志8人が立ち上げた。高齢化や核家族世帯の増加などを背景に、近所付き合いの希薄化が進んでいるとし、「顔馴染み」の関係を築けるきっかけづくりの必要性を感じていた。

 同地域には、約40年前までは「老人会」が存在した。小林会長も老人会会長を務めた実父の姿を記憶に残す。関係者らは時代の流れと共に老人会への加入率が低下し、消滅の一途を辿ったのではないかと推察する。小林会長は「温泉旅行や宴会だけの昔ながらの老人会ではダメ。将来を見据えて、住民同士で助けあう意識を持たないと」と発足の意義を説明する。

 発足は新型コロナウイルス感染症の影響で1年遅れとなったものの、社会情勢を見ながら準備に取り組み、趣旨の周知や会員募集は回覧板を活用。発足までに男性22人と女性18人の会員を集めた。モットーの「共助」「共楽」「共生」を旗印に掲げ、共に助け合って、共に楽しんで生きようと歩み始めた。

健康活動で和気あいあい

 発足後、初めてとなる活動が15日、南新開公園で行われ会員13人がグラウンドゴルフを楽しんだ。会場では経験者が初心者にルールや技術を丁寧に教えたり、「ナイスショット」などといった称賛の声も飛び交い、活気にあふれた。

 民生委員で同会の発足に携わった吉田道夫さんは、「コロナ禍で人の交流が停滞している中で、地域で新しいコミュニティーの場ができたことは有意義なこと」と目を細めた。

 同会では今後、グラウンドゴルフやウォーキングなどを行う健康活動のほか、外部から講師を招いた学習活動、社会活動など、月4回ほどの活動を予定。また「補完的な役割を担いたい」とし、地元自治会と協力関係を築きたいとしている。

 会員募集は継続して行われており、「60歳以下の入会も歓迎」と入会規約を緩和している。

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