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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2021.07.16

昭和歴史館
幻の東京五輪資料を提供
新潟・上越市の平和展へ

  • 開催予定だった東京五輪の議事録(右上)など

  • 遊佐館長

 厚木市上荻野にあるNPO法人昭和歴史館(遊佐省三館長)が、8月15日(日)までの会期で新潟県上越市の小川未明文学館で開催されている『平和展〜スポーツと戦争〜』に、”幻の東京オリンピック”に関する資料を提供している。



 同オリンピックは、1940年に東京で開催される予定だった夏季五輪。史上初めて欧米以外のアジアで行われる大会だったが、日中戦争の影響などから日本政府が開催権を返上し、実現に至らなかった。



 しかし、当時はすでにその準備が着々と進められており、同館は開催に向け何度も重ねられた会議の議事録や競技のやり方やルール等について解説したパンフレット的なもの、特集した雑誌などを多数所有。インターネットで情報を得た上越市からの依頼でそれらを貸し出した。



 遊佐館長は、「戦争がなければ、間もなく始まる大会が3度目の東京オリンピックだったかもしれない。関わった多くの人たちの尽力した証を知り、平和を考えるきっかけのひとつになればうれしい」と話した。

 

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