厚木・愛川・清川 社会
公開日:2021.11.12
あつぎ市民発電所
282kgの野菜を収穫
同時に電気も生成
厚木市飯山の農園で営農型発電「ソーラーシェアリング」を行う一般社団法人あつぎ市民発電所(遠藤睦子理事長)は10月30日、4回目となる収穫祭を開催した。
畑で作物を育てながら、その上にソーラーパネルを設置して電気を生成するソーラーシェアリング。同法人では385平方メートルの畑に150平方メートルのパネルを設置し取り組む。
収穫祭当日は52人が参加。老若男女がサツマイモやサトイモなど約282kgを収穫した。今年はSDGsの推進に取り組む神奈川工科大学の学生も参加し、収穫作業を手伝った。また、近隣住民を集めて、非常電源の使い方の練習も行った。災害などでの停電時に、ソーラーシェアリング発電の電気を「自立運転」に切り替えると、電源として活用できるというもので、参加者らは使い方を確認した。
今年もコロナ禍のため収穫物は各自で購入し持ち帰った。遠藤理事長は「来年はコロナも収束していれば、本当の『お祭り』にしたい」と話した。
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