厚木・愛川・清川 社会
公開日:2021.12.10
自治会内の「?」を探せ
地域ぐるみで防犯意識高揚
厚木市旭町三丁目第一自治会(水島達夫会長・世帯数322)主催のウォークラリー「自治会内の『?』を探そう」が11月28日に開かれ、およそ40人の地域住民が「?」を探し求めて町内を歩いた。
地域住民が探した「?」とは、子どもの安全確保や犯罪の未然防止の効果が期待される「かけこみポイント」。不審者による犯罪に巻き込まれそうになったり、災害時に子ども達が安心して避難できる場所として、厚木市が趣旨に賛同した民家や店舗に協力を呼びかけ、普及を進めているもの。登録されたポイントには表示板が設置されている。
この催しは、電柱を探し歩く「サーチウォーク」をヒントに同自治会副会長の宇田川茂樹さんが考案。地域住民の防犯意識の高揚だけでなく、住民同士が触れ合えるような場を提供しようと企画した。日時や集合場所だけで、詳しい内容については明かさず、遊び心を盛り込み「あるもの(当日発表)を探していただきます」とだけ記した回覧板で参加を呼びかけた。
当日は、6歳から92歳までの幅広い世代が参加。ヒントと地図を頼りに集合場所の熊野神社を出発し、1時間かけて自治会内に5箇所あるポイントを協力しながら探し歩いた。参加者からは「楽しい」といった声だけでなく、劣化による表示板の交換を求める意見も寄せられたという。
同自治会の水島会長は「地域に目を向けてもらう良いきっかけになったと思います。今後も内容を変えながら事業を継続していければ」と話していた。
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