新型コロナウイルス感染患者を受け入れている厚木市立病院(長谷川節院長)は7月29日、新型コロナ専用病床の4床拡大を発表した。周産期感染者に対応するためのもので小児、成人合わせて専用病床は7月18日までの24床から最大52床となった。
第7波と呼ばれる新型コロナの感染拡大による感染者の急増に伴い、神奈川県は医療ひっ迫状況に応じて定めている病床確保フェーズを7月13日付けで下から2番目の「1・確保病床1000」から「3・確保病床1300〜1700」に引き上げた。その後、26日付けで上から2番目の「4・確保病床2100」とした。
同病院は感染者増加に早急に対応するため7月19日に専用病床を成人8床、小児4床増床。成人については今後の状況を踏まえ、段階的に20床増やすと発表し、専用病床は最大で48床に拡大していた。今回は、周産期の感染者も増加傾向にあることから、さらに4床拡大し、最大52床の受け入れ準備を整えた。
長谷川節院長は「感染者の急激な増加に対応するため医療体制を整備しました。小児感染者の受け入れについては県央地区などで中心的役割が当院にあることから4床の増床を決断しました。また、県周産期救急医療システム協力病院に指定されているので周産期の方の不安を少しでも和らげられるよう今回の体制を整備しました」とコメントした。
同病院の専用病床使用率は40床のうち、使用は25床(使用率62・5%/小児が4人、成人が21人)となっている。(8月2日午後5時)
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