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厚木・愛川・清川 経済

公開日:2023.05.19

起業を県が集中支援
「厚木発」の挑戦者たち

  • 厚木出身の酒井さんは珈琲の新ブランドについて説明

  • メールボックスや商談もできるブースなどもあるアゴラ

 ミロード6階のシェアオフィス・アゴラ本厚木で、3月下旬に起業家8人が事業計画を熱弁した。8人は県のベンチャー企業育成の一環で選ばれた「チャレンジャー」たち。昨年秋から半年間にわたって集中支援を受けていた。

 チャレンジャーの公募要件は、事業化着手への強い意思、県内を実証フィールドとする意思、経済性と社会性を両立する事業アイデアである事-など。支援プログラムには先輩起業家や地域企業との交流をはじめ、事業計画作成や資金調達を学ぶ講座などを含む。同様の支援は鎌倉と小田原でも行っており、これまで59人を支援、うち38人の事業化を助けてきた。

 駅直結のアゴラ本厚木は(株)小田急SCディベロップメントが昨年7月にオープンさせたシェアオフィス。支援期間中は利用が無料だった。

珈琲ブランドで世界を目指す人

 プレゼンに立った青木洋子さん(40・厚木市)はメンタルサポートサービスを立ち上げた。市内のイベントやSNSを通じて「自分らしく輝く」ためのサポートを行うオリジナルセラピーを行っている。県の支援で「自分の事業のPRや顧客の絞り込みなど、アドバイザーの方に色々と相談できた」と振り返る。

 厚木市妻田北で珈琲の店を営む酒井涼旦郎さん(30)は珈琲をクラフトビールのような瓶に充填した新ブランドを提案。クラブやライブなどこれまで珈琲があまり入り込めなかった分野に普及させる戦略だ。海外展開も語り「世界的なブランドにしたい」と熱弁した。

 他にも革ゴルフアクセサリーブランドを立ち上げた人や、医療・介護部門の採用・教育に携わるサポートサービスを立ち上げた人など独創的な発表が続き、仲間や来場者からエールを込めた拍手が送られた。

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