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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2023.07.14

糸満市の久保田氏語る
0歳で経験、沖縄戦

  • 生徒271人に語る久保田さん

 厚木市立相川中学校で6月29日に戦争体験講話があり、厚木市の友好都市である沖縄県糸満市在住の久保田曉さん(78)が生後3カ月で経験し、母から聞いた沖縄戦について話した。

 沖縄戦で母親に抱かれて逃げていた時、背中におぶわれていた兄が、近くに落ちた爆弾の破片で亡くなった。隠れる場所を探してさまよったという。

 271人の生徒に「戦争はあってはいけない、私たちは今の平和を守りながら生きる必要がある。戦争を知り今できることは何かを考え行動してほしい」と語った。

 また、久保田さんは厚木市と糸満市との関係を紹介し、鮎まつりの画像などを使って平和とは何かを語りかけた。

 厚木市では2019年から戦争の痛ましさを感じ、平和の大切さを学ぶために講話の事業を続けている。久保田さんの講話は翌30日に、妻田小学校でも開かれた。

 糸満市は沖縄本島の南にあり、市内には「平和祈念公園」や「ひめゆり学徒散華の跡」がある。

 7月下旬には厚木市内で公募した中学生6人が糸満市を訪問し、平和・文化学習などを通じて交流する予定。

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