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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2023.10.20

可愛いかも...蛾にスポット
あつぎ郷土博物館

  • 迫力のイモムシフィギュアと学芸員の槐(えんじゅ)さん

  • 厚木の蛾の標本も大小ずらり

 あつぎ郷土博物館(下川入)のホールに、現在イモムシの大型フィギュアが鎮座している。迫力あるこの3体は、蛾をテーマにした企画展の一部だ。幼虫の一例をモチーフにした作品で、よく見ると愛嬌たっぷりだ。展示室には同館が所蔵している標本に加え、専門家・山本光人氏の標本がずらり。「この素晴らしい標本の数々を、市民の皆さんに見せないわけにはいかない」と同館が初めて企画した。

 冬にも繁殖するフユシャクガの標本は全国各地から集められた貴重な機会。学芸員の槐(えんじゅ)真史さんは「厚木市の動植物7500種のうち、2割に相当する1400種を、蛾が占めている。夜だけでなく昼にも飛んだり、擬態するなど生き様も多様」と熱く語る。手のひらサイズの大きな蛾や、美しいグリーンの蛾、擬態する様子なども解説。厚木市や清川村の蛾、友好都市の網走や糸満などの蛾も。眺めているだけで、粉っぽく敬遠されがちな蛾のイメージが変わってゆく。

 企画展は12月3日(日)まで。最終日の午後1時半からは、展示を監修し、図鑑などの著作も多い専門家・中島秀雄氏の講演もあり、電話や窓口で申し込みを受付中。入館無料で、10月30日(月)休館。詳しくは同館【電話】046・225・2515へ。

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