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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2023.12.15

【Web限定記事】厚木市
街中のイチョウが12月なのに緑色の理由
神奈川県自然環境保全センター 齋藤央嗣研究員に聞く

  • 市指定天然記念物 熊野神社(旭町)のイチョウの木

  • 青々とした葉が残る

 例年、イチョウの木の下には黄色の絨毯が広がる。しかし今年、厚木市内で見かけるイチョウの木に緑の葉が多く残る。厚木市公園緑地課に、イチョウの色の変化が遅れている理由を尋ねると「市内の公園でも遅れを感じている。職員の間でも話題が上がっているが理由は分からない」と回答した。

 丹沢大山をはじめとした自然環境の保全・再生に取り組んでいる神奈川県自然環境保全センター(七沢)にも問い合わせると、研究員の齋藤央嗣さんが「気温の高さが原因」と話した。「葉が黄色くなるためには、葉の中にある緑の色素クロロフィルが低温により壊れる必要がある。クロロフィルが壊れるためには、気温が十分に低くなることが絶対条件となるが、12月に入っても10月下旬の気温の日があったりするので、紅葉が進まない」と説明してくれた。

 

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