特殊詐欺による被害者があとを絶たない。
「オレオレ詐欺」や銀行協会職員などを名乗りキャッシュカードを騙し取る「預貯金詐欺」、有料サイトなど未払いの料金を理由にした「架空料金請求詐欺」ほか、様々な特殊詐欺がある。
神奈川県警察本部が発表する4月末時点の市町村別の特殊詐欺の発生件数と被害額で、県央市町村を見ると綾瀬市が約4800万円、次に座間市が約3700万円と多く、預貯金詐欺被害が多い。オレオレ詐欺は全市町村で確認されている。
今年2月、厚木市内在住の90代の女性宅に偽の息子から、「病院で喉の病気という診断を受けた」と電話があった。その後、不倫をして相手が妊娠し中絶費用として100万円を騙し取られた。病院の職員を名乗る男性からは「息子が喉の病気で手術する」という電話が入り、その後、偽の息子から言葉巧みに誘導され最終的に400万円を騙し取られた。いずれも、声の違いを正当化する作り話が特徴だ。
未然に詐欺を防いだ例もある。5月、通話しながらATMを操作している人がいると、女性からの通報やコンビニ店員の協力なども。警察では「電話でお金の話が出たら詐欺。録音機能がある電話にして活用すること、1人で抱え込まず家族に相談してほしい」と呼びかけている。
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