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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2025.07.04

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オリジナル絵本は150冊
厚木市在住 高橋マサさん

  • 自宅のアトリエで作品を手にする高橋さん

 「絵本の手作りを始めて25年になります」。朗らかに語り、絵本と紙芝居の創作、そして読み聞かせに情熱を注ぐ。

 高橋さんの創作活動は、2005年に伊勢原市で活動する「手作り絵本の会」に入会したことから始まった。

 きっかけは、孫の誕生。一番最初の作品は、当時飼っていた犬「ビリー」が主人公の絵本。現在までに紙絵本をはじめ布絵本、ミニ絵本など制作した絵本は150冊を超える。作品の題材は、日常生活や昔話、わらべ歌など多岐にわたる。絵本に加えて、紙芝居、布絵本の制作にも取り組む。昔話を題材にした「フクロウの染物屋」という布絵本ではコンテストで審査員特別賞を受賞したこともある。

 また読み聞かせボランティア活動を長年、市内戸田小学校をはじめ相川保育所、平塚市の幼稚園などで行う。「子どもたちが喜んでくれるのが嬉しくて」と読み聞かせを聞く子どもたちの姿を身振り手振りを交えて口早に語る。

 創作活動には、家族の存在は欠かせない。3人の孫たちも幼い頃から作品づくりに参加し、絵が趣味の夫がスケッチした野良猫の絵を絵本にしたり、入院中の夫のための絵本を作ったりと、家族との生活は創作活動と密接に繋がっている。

 隣に座る夫から「家にいるより出かけるのが多いからね。カレンダーも彼女の予定だらけ。それが、きっと生き甲斐なんだろうね」と声を掛けられると満面の笑顔で大きくうなずいた。

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