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厚木・愛川・清川 コラム

公開日:2025.07.18

社会貢献

 我が劇団扉座では新人育成の俳優研究所とともに、五十歳以上のアマチュア・シニアを対象に、演劇を体験して楽しむための『おとな演劇部』を運営しています。これが評判で年々参加者を増やしています。稽古場は錦糸町なので厚木からは遠いんですが、静岡から深夜バスで通って来る気合の入ったメンバーもいます。みんな舞台に立ってみたかったんだな、と改めて噛み締めつつ、もはや若者以上に溌溂とレッスンを受ける姿が輝いています。

 今年の参院選では各党が減税、給付金を提案し、その反面、社会保障費を何で補填するのか、が課題となっていました。こちらも年々、年寄りばかりが増えて行くわけですから。そんななか医療費や介護費用を考える時、もし高齢者たちが一日でも自立し、元気に活動してくれたら、それだけでかなり経費が浮くという計算があります。

 部員達の元気を見ていて、この活動はこれからの社会にとって大切なものとなってゆくのではないか、と思えてきました。もちろん演劇に限らずスポーツや音楽でもいいんですが、青春期の特権のように感じていたことに、仕事や家事がひと段落し自分の時間が出来たところで改めてチャレンジして新たな自分を発見する、仲間を作る、ドキドキする、やり遂げる。高齢者たちが生き生きして元気でいたら、それがそのまま社会貢献となるのです。

 『おとな演劇部』厚木支部を作りたいですね。

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