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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2025.08.02

あつぎ郷土博物館
友好都市 糸満の魅力発見
関連講演、上映会も実施

  • 博物館入口では伝統漁船サバ二が出迎える

 厚木市の友好都市、沖縄県糸満市の文化や自然を紹介する友好都市展「いとまんの文化と自然」が、あつぎ郷土博物館(下川入)で開催されている。開催は9月7日(日)まで。

 友好都市・糸満への理解を深めてもらうことを目的に企画された同展。厚木市とは異なる亜熱帯の気候や、中国・南方系諸民族の影響を受けた歴史や文化を、貴重な資料とともに紹介している。

 会場では、プロローグの「いとまんヒストリーウォール」に始まり、「埋蔵文化財が語る糸満、沖縄戦」や、伝統漁船サバニなどを通して知る「糸満海人の文化」、アグーの剥製などから学ぶ「糸満の食・住生活」、独特の位牌(トートーメー)や骨壺(ジーシガーミ)から死生観に迫る「糸満の先祖祭祀と死生観」などのテーマで展示が構成されている。

 8月11日(月)には、田中ゆかり日本大学教授による講演会「テレビドラマと『方言』」を開催。また、23日(土)には沖縄県文化財保護審議会専門委員の稲福政斉さんが「沖縄の祖先祭祀―位牌と墓を中心に―」と題して講演。27日(水)日には、火の神への御願(うがん)などを収めた記録映像上映会「糸満のくらし」も予定されている。

 講演会と上映会はいずれも同館1階の体験学習室で行われ、参加費は無料。事前の申し込みは不要で、当日直接会場へ。定員は先着50人。講演会は午後1時30分から3時30分まで、上映会は午後2時30分まで。

 開館時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分まで)。入場無料。(問)同館【電話】046・225・2515

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